市販品エフェクターのカスタマイズ

はじめての自作・改造

市販品エフェクターのカスタマイズ

昔買ったエフェクターで、いまは使ってないけど活かしたいなど、ちょっと手を加えてみたくなる衝動にかられることはよくあることだと思います。

私自身も市販品のModをしたりして楽しんでました。

そこで、市販品のエフェクターだったらどこをカスタマイズできるのか、どのへんを変えると効果的なのかを紹介していきます。

カスタマイズできるかどうか

どんなエフェクターでもModできる訳ではなく、できないもの(難易度が高すぎるもの)があります。

こういうエフェクターは避けよう・諦めようという例です。

デジタルのエフェクター

基本的にいじれるところがありません。
スイッチですらオルタネイト(一回押したらONしっぱなし、もう1回押すとOFF)ではなく、モーメンタリ(押している間だけON)の方式で無接点リレーでスイッチノイズをなくしていたりしていますので、デジタルものは潔く諦めましょう。

電子部品がチップなもの

チップのはんだに慣れている方であれば問題はないです。
通常のはんだ経験では・・・・できなくはないのですが、難易度がかなり高いです。
※最近老眼が出てきてしまった私にはもう無理かもしれません(笑)

ビンテージのエフェクター

これもできないことはないのですが、はんだ当てるだけでパターンが剥がれたりとかやっかいなものが多いです。
部品を交換するにしても、むしろ付いているビンテージ部品に価値があったりするので、それをModするくらいならば、いっそのこと売ってしまって新しいものを購入したほうが売る側も購入者もWIN&WINかもしれません。
もちろん壊れている状態のものを修理ついでにということであれば話は別です。

ブティック系エフェクター

量産品ではなく、職人が部品の選定から完成までにこだわり抜いた逸品は、はっきりいじるところがありません。
劣化させるだけなのでそのまま使用したほうが無難です。
なにかが足りないとか、なんか違うと感じるのであれば、これまた売ってしまって新しいものを購入したほうが売る側も購入者もWIN&WINかもしれません。

カスタマイズする箇所

その製品の回路図でもあればだいたいModする箇所の目星はつけられるのですが、回路図なんでそうあるものでもありませんので、なかなかそうもいかないです。

私が思う市販品のModするポイントは

①オペアンプ
②クリッピングダイオード
③電解コンデンサ

くらいかな?と思います。
もっとディープに攻めたいのであれば
④抵抗とコンデンサ

までいってもいいかもしれませんが、労力に見合うほどの結果が出るかは微妙です。

オペアンプ

チップではなく、一般的な8P DIPのよくみるオペアンプであればすぐに交換できるようにソケットにすると良いと思います。

付いているオペアンプを活かしたいのであれば、はんだ吸い取り器を駆使してがんばるしかありませんが、ニッパー等で基板やパターンに傷や力がかからないように注意しながら壊してしまって足のみにしちゃったほうが取り外しは楽かと思います。

私は「はんだシュッ太郎」という、
はんだごてと吸い取り器が一緒になったような器具を使用しています。

クリッピングダイオード

見た目でダイオードを認識できないと苦しいとは思いますが、電子部品をみて「あ、これダイオードだ」とわかる方であれば、クリッピングはだいたい2~3個くらいのダイオードが並んでいるのでわかりやすいと思います。

注意点としましては、交換するダイオードによっては「パワー不足」になることもあります。
それまで調整したいとなると、増幅率を・・・・という面倒なことになります。
どんな雰囲気に変わるのかはうちのクリッピングダイオード比較動画をご参照ください。

私が市販品のModをするときには、小さいユニバーサル基板などを追加してクリッピングを2~3種類ミニSWで切り替えられるようにしたりしています。

電解コンデンサ

量産品は1円でもコストを下げることで利益に直結しますので、製造メーカーさんはできるだけ安くて良い部品を選定する企業努力をしています。
特に粗悪品を使っている訳ではないのですが、もっといいものに変更することはできるという改善になります。

電解コンデンサは電源ノイズに関わる部分に使用されることが多いので、例として「47μF16V」という電解コンデンサを「47μF50V」に変更するだけでわりとノイズに強くなったりします。
コンデンサの「50V」の部分は耐圧になりますが、通常エフェクターは9Vですので実際には16V耐圧もあれば十分なのですが、耐圧が高いほうがノイズに強い傾向にはあります。

付いている電解コンデンサを全部交換してみると、なんか音がすっきりしたとか、クリアになったと感じることかと思います。

「じゃあ100V耐圧にすればもっと効果が?」と思っても
耐圧が高くなると物自体のサイズが大きくなるので入らなかったりします。
ギターのトーンコンデンサのオレンジドロップなどで、耐圧が変わるとどれくらい大きさが変わるのか比較してみてください。

回路がわかっている状況ですと、47μFを200μFとかに変えることもありますが、回路がそこまでわかっている状況もあまりないのと、空きスペースの問題があるので少ない事例です。

抵抗やコンデンサ

炭素皮膜抵抗(カーボン抵抗)よりも金属皮膜抵抗(キンピ)のほうが音がクリアっていう都市伝説があります。
都市伝説といいながらですが、製造規格はキンピのほうが厳しいという差はあります。
だいたいのカーボン抵抗は抵抗誤差:±5%、キンピのほうは抵抗誤差:±1%です。

逆にビンテージサウンドを求めるならばカーボン抵抗のほうがいいのかな?

ここでいうコンデンサは先ほどの電解ではなく、フィルムコンデンサのほうです。
古いと容量抜けが発生することがあります。
これはさすがに狙った音が出ていない状態になりますので交換の効果はありますが、目視でわかるものは少ないと思います。
これも通常のフィルムとメタライズドポリエステル、ポリプロピレンなど好みが出そうなパーツであり、音が変わるという都市伝説があります。

どう・・・なんでしょうね。ステージ上でライト浴びてる状況だと温度変化なんかもあるでしょうし、北国と西の地方でも寒暖差はあるでしょうし、1日6時間毎日信号通した状態とたまに弾く程度って条件でもけっこう変わりそう?ですね。

私個人としましては、
「漢ならば裏地にこだわってこそ粋だ」と思っていますので
変えてよくなりそうなら試してみてます。

エフェクターのMod、カスタマイズの参考になれば幸いです。

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