ハンダで音は変わるのか
エフェクターやシールドケーブルを自作する際にはハンダ作業が必須(ソルダーレスのパッチケーブルなどは除く)となります。
ハンダの種類も配合されているものやその比率、ビンテージのものまで様々ありますが、使用するハンダの種類で音質の変化があるのか?というところです。
で、実際どうなの?と結論からいいますと
「ハンダで音は変わります」
ハンダの種類
現代のハンダでいうとまず大枠で「鉛入り」と「鉛フリー」に分類されます。


一般的にハンダは鉛(Pb)と錫(Sn)の合金です。
しかし、鉛を使うのは極力やめていこうよという時代の背景から、錫(Sn)を主成分とし、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)などを添加した合金鉛フリーに変わりつつあります。
はんだの鉛フリー化は、鉛が人体や環境に有害であることが主な理由で、廃棄された電子機器から鉛が溶け出し、地下水汚染や土壌汚染を引き起こす問題が深刻化したため、世界的な規制(RoHS指令など)に対応し、環境保護と安全性の向上を目指して進められました。

ちなみに・・・
ハンダ作業をやる分には鉛入りのほうが断然楽です。
あとは電子基板用(電子工作用)か音響用かといった分類です。
配合物の比率が若干違っていたり、音響用には銀(Ag)や銅(Cu)なんかが含まれていることが多いです。
番外編としてビンテージはんだになります。
ビンテージはんだの有名どころが「Kester」や「alpha」などのはんだになり、古き良き時代のあの音を再現したいとなるとここらへんを使いたくなるものでしょう。


なぜハンダで音が変わるのか
前回「シールドケーブルで音は変わるのか」という記事を投稿しましたが、原理はまったく同じです。
結局のところ、「抵抗値」と「静電容量」の変化による音質変化です。
電子回路や機器は「接点」が非常に重要で、音質に影響を及ぼしやすいと言われています。
接点とは簡単にいうと「継ぎ目」です。
スイッチやジャックなんかも接点です。
電子部品のリード線や基板のパターン、ジャックやスイッチなんかをはんだでつなぐ訳ですが、とても細かく解釈すると、リード線やらの表面にはんだによる合金層ができて・・・・・と、とても理屈っぽいことになりますが、結局はここにかかる抵抗値と静電容量で音質変化が発生します。
はんだの素材の配合率が違うのはこの抵抗値と静電容量を意図的に作り出しているからになります。
ちなみに「音響用はんだ」なんかでは銀(Ag)の含有率がちょっとあったりしますが、銀は抵抗値が非常に低い金属です。
まとめ
はんだで音は変わります。
良くなるとか劣化するとかは個人の好みです!

私がエフェクターを作るときには、よほどのこだわりがない限りはごく一般的な鉛入りハンダ(gootのやつ)を使用していて、音質は回路側で好みに寄せています。
ご参考までに!


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